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「形でもない、声でもない、光でもない、色でもない。芝居は魂だ!」
小山内薫の『芝居は魂だ』の一節。全文は以下。 形でもない、声でもない、光でもない、色でもない。 芝居は魂だ! 舞台装置がいくら巧くても、 舞台照明がいくら巧くても、 役者がいくら台詞をすらすらしゃべっても、 いくら動きを流暢にやっても、 魂がなければ芝居じゃない! 芝居は生活だ。 芝居は人生だ。 人生とは人間の行為だ。 人間のない芝居はない。 人生のない芝居はない。 人間の魂のない芝居はない! 形があっても、声があっても、光があっても、色があっても、 人間がなければ芝居じゃない! 人間の魂がなければ芝居じゃない! トルラアの魂! ゴオリキイの魂! イプセンの魂! トルストイの魂! ありとあらゆる人間の魂! それが掴めなけりゃあ、 芝居はダメだ! 演出家ばかりじゃない。 役者も舞台装置も照明家も小道具の製作者も舞台の大工も経営部も宣伝部も 切符売りも不足番も小使も! 劇場全体が人間の魂を掴むまでは芝居は成り立たない! 魂だ!魂だ!何よりも先ず魂第一だ!
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発言者 小山内薫について
小山内薫のプロフィールを紹介します。
- 小山内薫
- 土方与志と共に劇団・築地小劇場を立ち上げ、日本に新劇を広めた演出家。その功績から『新劇の父』とよばれる。『演出』という言葉は、そもそも小山内薫が作った。
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